テキーラカクテル 定番6種

第3章 楽しみ方 | 最終更新: 2026-08-12

魚介のセビーチェをのせたトスターダ。柑橘と辛味がテキーラとよく合う(現地撮影)

日本で「テキーラのカクテル」といえばマルガリータですが、メキシコでいちばん飲まれているのはパロマです。ここでは本場での定番度も添えて、6種を紹介します。

どのクラスで作るか。 原則はブランコです。カクテルは柑橘や炭酸と合わせるので、 樽の風味は埋もれるか、喧嘩します。アネホを使うなら、割らずに少量の水だけで味わうほうが素直です (クラスの違い)。

1. マルガリータMargarita

定番

材料

  • テキーラ 45ml
  • ライムジュース 20ml
  • オレンジリキュール 15ml

作り方

シェークしてカクテルグラスへ。塩は縁の半分だけに付けると、甘さと塩気を自分で選べます。

ブランコで作ると青いアガベ感が立ちます。既製のミックスを使わず、生ライムを搾るだけで別物になります。

2. パロマPaloma

メキシコの日常

材料

  • テキーラ 45ml
  • グレープフルーツソーダ 適量
  • ライム 1/6個
  • 塩 少々

作り方

氷を入れたグラスに注いで軽く混ぜるだけ。

メキシコで最もよく飲まれているテキーラカクテルは、マルガリータではなくこちらです。ソーダを炭酸水+生グレープフルーツにすると一段上がります。

3. テキーラ・ハイボールTequila Highball

食中

材料

  • テキーラ 45ml
  • 炭酸水 適量
  • ライム 1/8個

作り方

氷を入れたグラスで、炭酸を潰さないよう縦に一度だけ混ぜる。

和食にいちばん合わせやすい飲み方。ブランコの塩気とミネラル感が、出汁や焼き物とよく噛み合います。

4. ベラドンナBatanga

本場の味

材料

  • テキーラ 45ml
  • コーラ 適量
  • ライム 1/4個
  • 塩(グラスの縁)

作り方

ライムを搾り、塩を付けたグラスにテキーラとコーラ。テキーラ市の名物は、包丁で混ぜるのが作法。

甘いので敬遠されがちですが、本場では定番中の定番。ミクストでも成立する数少ないカクテルです。

5. カンタリートCantarito

素焼きの器で

材料

  • テキーラ 45ml
  • ライム・レモン・オレンジの果汁
  • グレープフルーツソーダ

作り方

素焼きの壺(カンタリート)に氷と柑橘を入れ、テキーラとソーダで満たす。

器の土の香りが移るのが持ち味。ハリスコの屋台の味で、パロマの豪華版と考えるとわかりやすいです。

6. テキーラ・サンライズTequila Sunrise

見た目

材料

  • テキーラ 45ml
  • オレンジジュース 90ml
  • グレナデン 10ml

作り方

テキーラとオレンジを注ぎ、最後にグレナデンを静かに沈める。混ぜない。

甘口。テキーラの味を見る飲み方ではありませんが、入口としては優秀です。

共通して効くこと

  1. 生の柑橘を搾る。 既製のライムジュースと生ライムでは、同じカクテルとは思えないほど差が出ます
  2. 氷を多めに、素早く。 少ない氷でゆっくり作ると、薄まるばかりで冷えません
  3. 甘さは後から足す。 甘くしすぎたものは戻せません
  4. 塩は縁の半分に。 全周に付けると逃げ場がなくなります

記念日という文化

マルガリータもパロマも、米国発祥の記念日が日本にも定着しています(マルガリータの日は222日、テキーラの日は724日)。その日にどの店で何を飲んだかを残しておくと、翌年の自分に効きます。

次に読む

主な参照: レシピは一般に流通する標準的な分量をもとにテキーラの街が整理したもので、 公式に定められたものではありません。店や地域により作法は異なります。 バタンガはテキーラ市 La Capilla の名物として知られています。